2015年9月25日金曜日

南アルプス(赤石山脈) 『白峰三山』 縦走 H27.9.20~22、

白峰(白根)しらね三山・・・赤石山脈北部の山群で、山梨・静岡・長野の県境付近にある、
『北岳』3192m・・・日本で二番目に高い。
『間ノ岳』3189m・・・日本で三番目に高い。(北アルプスの奥穂岳と同じ高さ)
『農鳥岳』3026mの3山をいいます。
平成21年に、『塩見岳』3047mまで縦走した時にも、登っています。が、
その先「熊の平小屋」までの道のりを考えて、『西農鳥岳』3051mで、引き返し、『農鳥岳』3026mまでは、行けませんでした。
そんなこともあって、今回は、『農鳥岳』から、奈良田へ下る縦走路を歩きました。

今回の山行は、18日夜、中津からレンタカーで出発する、9名もの大世帯です。
途中で、仮眠を取ったりで、駒ヶ根IC~戸台でバスに乗りかえ~北沢峠~広河原へ。

一班は、鳳凰山と仙丈岳、二班は、北岳と仙丈岳、私は北岳まで同行し、その後単独の予定でしたが、参加者ありで、二人行動しました。

19日全員で、広河原でのテント泊。

20日朝、一班と二班に分かれて、登山開始。
   6名で、大樺沢コースを登り、「肩の小屋」、そして『北岳』3192mに登頂。
    北岳山頂で、4名と別れ、宿泊先の、北岳山荘に向かう。
連休とお天気に恵まれて、今年最高の人出と宿泊者。

 21日4:45に出発し、朝焼け頃に、『中白峰山』3055mに到着。
二時間後、『間ノ岳』あいのたけ3189mでは、丁度、真横に『富士山』が見えるので、大勢の人が、富士山鑑賞に浸っている。

 間ノ岳から一旦下り、「農鳥小屋」へ。
その後、『西農鳥岳』3051mから『農鳥岳』3026mへと登る。
お天気が良いので、南側に、厳しい道のりの、「荒川三山」の峰が良く見える。ここからは、はじめての領域です。



 農鳥岳では大勢の人が360度の景色をゆったりと、楽しんでいる。
その後に続く、長い、急降下の為の英気を養うように。

「大門沢降下点」だいもんさわ:が2828mで、宿泊地の「大門沢小屋」が1776m。
約1000mを、3時間近くかけて下る。


 22日大門沢小屋を6:20に出発。3時間半かけて、1776mから、下山地の奈良田870m
へは、壊れかけた丸太橋など、徒渉箇所が多い。

 下山地の奈良田には、温泉もあり、久しぶりに、生ビールとおいしい食事にありつけました。
奈良田~広河原¥1130乗り換えて、北沢峠まで¥750、乗り換えて戸台の仙流荘まで¥1340と、
三台のバスを乗り換えて、やっと、一班&二班に合流し、帰途に着きました。


2015年9月6日日曜日

大分県由布市 『由布岳』1584m 『日向岳』1085m H27.9.6

山屋本舗さんの呼びかけで、2年ぶりに、豊後富士=由布岳へ。

東側登山口からは、三年ぶりです。
夏場は、木々の中を登る、東からの登山が良い。

日向越1065mを過ぎると、こんなに花があったかしら!と思うほどに咲いている。
岩場も二か所あって、北アルプスを思い出す。

お天気が回復しないまま、山頂。
霧と共に、吹き抜ける風が思いのほか冷たい・・・寒さを感じるほど。

山頂近くは、正面登山口からの、珍しく、若い登山者でいっぱいです。
下山は、マタエを経由して、正面登山コースを合野越まで下り、その先の「日向岳自然観察路」に入り、日向岳に登り、日向越しまで戻り、東登山口へ。

今日のコースは、時間がかかりますが、木立の山道・岩登り・ガレ道・コケむした観察路・・・と、バリエーション豊かで、約6時間半、楽しみました。






2015年9月4日金曜日

北アルプス白馬連山 唐松山荘から八方尾根を下山 H27.8.30

夜から降り始めた雨は、翌日の天気予報も一日雨模様。

とうとう、エスケープルートの八方尾根を下ることを決断。
台風の後、きっと天気は良いと、思っていたので、エスケープルートの八方尾根の予備知識がなかった。

山麓の八方から、冬は、「白馬八方ス尾根スキー場」で使われる、ゴンドラ・リフト・リフトを、夏も、そのまま乗継して、「八方池」までのハイキングコース。

八方尾根は、お天気が良ければ富士山も見えるし、お花畑が続き、「八方池」には、「サンショウウオ」が生息しているのです。
ゴンドラ乗場の近くになると、雨にもかかわらず、多くのハイキングの方々と、すれ違いになりました。
登山者には、最短で、北アルプス『唐松岳』に登ることの出来る、登山コースとして、大人気のコースであることを知りました。

雨の中、濡れた花も可愛いし、固有種や貴重な高山植物を見ながらの下山でしたので、これもありかな、と思った次第でした。
下山後は、JR白馬駅発:臨時列車「特急しなので」で名古屋、二日前倒しの夜行バスに間にあい、翌日、中津に着いたのです。

以下、今回の行程です。

2015年9月2日水曜日

北アルプス 白馬頂上宿舎~不帰ノ嶮~唐松岳頂上山荘 H27.8.29

朝から雨模様なので、出発を予定より、一時間遅く頂上宿舎を出発。

---計画は、
     この先三泊、唐松岳・五竜岳・鹿島槍ケ岳を縦走して、扇沢に下山だったけれど、
  このお天気では、唐松岳までも行けそうにないな。
  白馬鑓温泉へ下り、猿倉への下山を余儀なくされそう。---

そんな思いで歩き始めた。
一時間で、『杓子岳』 2812m に登り、更に一時間半で、『白馬鑓ケ岳』 2903m に。

その先の、白馬鑓温泉分岐から、天狗山荘が見えたので、そこまで行って、引き返しても時間はある。
そう思って歩き始めると、お天気が回復。
更に、ラッキー!トウヤクリンドウの群生地に雷鳥の親子が、草をついばんでいる。

10:00過ぎに天狗山荘に寄って、唐松岳行きへの相談をしたところ、大丈夫でしょうとの返事を頂いた。

山荘前に、11:00過ぎてからの出発はしない様に!と注意書きがあるが、十分だ。

がぜん、元気が出てきた。
再度、唐松岳までの道が開けたのだ。

『天狗の頭』 2812m を過ぎ、天狗の大下りは、標高差300mガレ場の急斜面を下る。
ここで、一名に追い越される。

この後は、『不帰ノ嶮一峰』 - 『不帰ノ嶮』 - 『二峰北峰』 - 『二峰南峰』 2641m - 『三峰』 と、
5時間をかけて、今まで、経験したことのない、岩場を乗越えた。
---大キレットよりも、体力・気力が必要---

唐松岳に登ったころに、また天気が悪くなった。
6:00から、10時間が過ぎて、唐松岳頂上宿舎に到着。












2015年9月1日火曜日

北アルプス 『白馬岳』 2932m H27.8.28

北アルプスの後立山の中央部。
山は、「しろうま」で、地域は、「はくば」です。

中津を夜行バスで出発したのが、26日夜で、
名古屋で乗り継ぎ、長野で乗り継ぎで、白馬駅で乗り継ぎし、
登山口の「猿倉山荘」に到着したのが、27日の16:30でした。・・・遠い!

早朝、1250mの猿倉から入り、1560mの白馬尻小屋を通り、
2932mの山頂まで、1700mの標高差をのぼります。
二時間過ぎてから、いよいよ、白馬の大雪渓に入ります。

(前情報では、貸アイゼンがあるとのことでしたが、山荘では、四本爪のアイゼンを¥1000での販売でした)

大雪渓を目の当たりに、「あー、これかー」と、思った次第です。


一時間半、雪渓を登ると、葱平(ねぶかっぴら)に出ます。
登り始めて、五時間、避難小屋辺りまで来ると、お花畑 が広がります。

しかし、ここから、2730mの山頂宿舎のある尾根までの登りのきついこと!
(山頂で出合った方々、同じ意見でした)

白馬山頂宿舎で、受付をすませ、空荷で山頂へ。
帰りに、白馬山荘のレストランで、眺望を楽しみながら、生ビールを頂き、宿舎に戻りました。

明日から、縦走が始まります。