昨年は、高千穂神楽鑑賞に出かけましたが、
今年は、宮崎県の平家の落人伝説の残る、椎葉しいば村の椎葉神楽に行ってきました。
宮崎県に行くのであれば、近くの一座を加えねば精神で、
日向市東郷町の『冠岳』にも登ってきました。
昨年同様、企画立案は、「イナヤマ観光」?のお二人です。
東九州高速道路がのびて、日向市が近くなりました。
冠岳は、耳川沿いに、冠の形をした山で、往復2時間くらい。
ところが、登山道は、網の目のように張り、
冠北岳を経由するコースでは、思わぬ岩壁登りを、余儀なくされました。
しかし、その上の展望は、耳川の水の色と、木々の緑が、また、思わぬ景色となりました。
2時間30分で、下山してから、西郷温泉に入り、椎葉村に移動。
椎葉在住の椎葉さん(村人はほとんど椎葉さん)の案内で、山奥~深く~の会場となる、
「向山日当」地区の公民館へ。
宮崎県椎葉神楽(向山日当神楽)
7:00pmから翌日8:00amまでの長丁場の神楽鑑賞を楽しみました。
中津の神楽とも違うし、高千穂の神楽とも違うし、・・・
椎葉神楽は現在、椎葉村内の26地区に伝承されており、各地区の神楽の総称。
椎葉神楽の特徴としては・・
椎葉神楽の特徴・・
弓や刀などを使用する出雲系
山の神や火の神など自然神を重要視
神仏混淆の古風な神楽 近世以前の古態をよく残している
森林文化や狩猟文化を強く残している
修験道の影響を残している
国学による江戸時代後期の神楽改革の影響が少ない
唱教や立ち歌、神歌をしっかり伝承
執行形態が神社より集落が主体となって執行
独特な御神屋の装飾や採り物
赤白緑を基調とした装飾
伝統神楽のそれぞれが個性や特徴を持っている